# 自重リアデルトレイズ

- Canonical: https://fitwill.app/ja/exercise/9425/bodyweight-rear-delt-raise/
- Media ID: 9425
- Primary muscle: 肩
- Body part: 肩
- Equipment: 自重
- Video: https://fitwill.app/videos/9425/bodyweight-rear-delt-raise.mp4

## Description

自重リアデルトレイズは、器具を一切使わず立った姿勢で行う種目です。腕を体から離す方向へ後方の弧を描かせることで、三角筋後部を集中的に刺激します。片方の手を腰の後ろに添えてスタートし、腕を横方向へ外側に振り上げて肩の後ろをしっかり絞り込み、同じ軌道をたどって戻します。外部負荷がない分、意図的な筋緊張と完全でコントロールされた可動域がすべてのカギになります。

この種目は、長時間座りっぱなしの人やプッシュ系トレーニングを多く行う人に特に効果的です。肩の前面に比べて三角筋後部や上背部は鍛えられがちではないからです。また、ダンベルやケーブルでのリアデルトレイズに進む前の、三角筋後部の収縮感覚を学ぶ段階として初心者にも向いています。セットアップや器具が不要なので、肩トレーニングの日のウォームアップや仕上げの追い込み種目としても活躍します。

メインで働く筋肉は三角筋後部(肩甲骨から上腕を後方・外方へ引っ張る肩の筋肉)です。中間斜角筋や僧帽筋中部、菱形筋、回旋筋腱板が肩甲骨を安定させ、腕の軌道をコントロールする役割をサポートします。体幹をまっすぐ立てた姿勢を保つことで、体幹がひねれたり傾いたりして腕を補助することを防ぎ、負荷が肩そのものに集中します。

自重種目では意外に思われがちですが、セットアップが非常に重要です。足、体幹、頭の位置が、三角筋後部が実際に働くか、それとも反動や大きな筋肉が代わりに動いてしまうかを決めます。首はリラックスさせ、肋骨は腰骨の真上に積み重ね、動かす側の腕の肘は固定せず柔らかく曲げておきましょう。こうすることで、関節包ではなく肩関節そのものが動きを主導します。

上手に実行するには、腕を体の後ろで大きな弧に沿ってゆっくり動かし、肘をリードして、腕が楽に上がる限界の高さまで来たら一瞬止めます。テンポは「遅すぎる」と感じるくらいがちょうどいいでしょう。2〜3秒かけて上げ、一瞬絞り込み、2〜3秒かけて戻します。抵抗が自分の筋肉のコントロールだけに由来するため、レップ数は多めが基本です。片側12〜20回を目標にしましょう。

主な使用シーンとしては、器具なしの自宅トレーニング、肩の活性化を目的としたリハビリ的なメニュー(資格を持つ専門家の承認が前提)、重いコンパウンドのプル系トレーニング前のプリエグゾースト(予疲労)などが挙げられます。肩の前面に引っかかりを感じたり鋭い痛みを感じたりしたら、直ちに中止して可動域を狭めてください。常に痛みのない範囲で動かすことが大原則です。

## 手順

1. 足を腰幅程度に開いてまっすぐ立ち、体重を両足に均等にかけ、腕は体の両側に自然に垂らします。
2. 片方の腕を体の後ろに回し、手の甲を腰の後ろに添えてスタートポジションを作ります。
3. 体幹を軽く締め、肩甲骨を下げて寄せ、頭の位置は水平を保ち、視線は前を見ます。
4. 作業する腕を肘からリードして横方向・やや後ろ方向に振り上げていきます。肘は柔らかく曲げたまま保ちましょう。
5. 腕が腰からウエストあたりの高さ、あるいは痛みのない範囲で楽に上がるところまで弧を描いて上がるまで続けます。
6. トップで一呼吸止め、肩の後ろを意識的にぎゅっと絞り込みます。
7. 腕をゆっくりと同じ軌道で、腰の後ろのスタートポジションまで戻します。下ろす間も抵抗を保ちましょう。
8. 腕を上げるときに息を吐き、戻すときに息を吸います。セット全体を通して呼吸は一定に保ちましょう。
9. 片側を規定回数すべて終えたら、姿勢を立て直して反対側の腕に切り替えます。

## ヒント＆コツ

- 最も多いミスはレップを急ぐことです。外部負荷がないと反動が仕事をしてしまい、三角筋後部にはほとんど刺激が入らなくなります。1回に4〜6秒かかるくらいまでテンポを落としましょう。
- 首や僧帽筋上部にばかり感じられる場合は、肩が耳に向かってすくみ上がっています。毎レップの前に肩甲骨を下に落とし、可動域を短めにしてみてください。
- 体幹を作業側にひねって可動域を水増ししないこと。顔は正面に向け、腕は体幹から独立して動かします。
- 肘は軽く曲げたまま、手ではなく肘が先をリードしているイメージで動かすと、前腕ではなく三角筋後部が動きを主導できます。
- 大きく雑な動きより、小さく正確な動きの方が効果的です。トップで肩に引っかかりを感じるなら、最大可動域の2〜3インチ手前で止めましょう。
- 休ませている側の手を腰や太ももに軽く添えると、セット中に骨盤が正面を向いたまま保つための良い合図になります。
- 抵抗が最小限なので、総ボリュームが結果を左右します。意図的な絞り込みを伴う高レップの方が、勢いよく数回振るよりもはるかに効果的です。
- 三角筋後部をまったく感じられない場合は、弧を描き始める前に肩甲骨を軽く後方に寄せて筋肉を予め緊張させてみてください。

## よくあるご質問

### 自重リアデルトレイズはどの筋肉に効きますか?

肩の後ろにある三角筋後部が主な稼働筋で、僧帽筋中部、菱形筋、回旋筋腱板の筋肉が肩甲骨の安定と動きをサポートします。

### 自重リアデルトレイズは初心者に向いていますか?

はい、負荷がなく可動域も自分で調節できるため、三角筋後部の活性化を学ぶ最も安全な方法のひとつです。初心者は可動域の高さを追うより、ゆっくりしたテンポで肩の後ろが収縮する感覚を得ることに集中しましょう。

### なぜ腕を腰の後ろからスタートするのですか?

手を腰の後ろに置いてスタートすると腕が伸展位になり、三角筋後部が事前に位置づけられます。これにより外側に描く弧が、一般的なサイドレイズではなく純粋な三角筋後部の動きになります。

### これはダンベルのリアデルトレイズとどう違いますか?

ダンベル版は外部負荷を使い、通常は前屈みや傾けた体幹で行いますが、この立って行う自重版は筋肉のコントロールとテンポで抵抗を作ります。強度は低めですが、腰への負担が少なく、覚えやすいのが利点です。

### 自重リアデルトレイズは何回行えばいいですか?

抵抗が自分のコントロールだけに由来するため、高いボリュームが効果的です。片側12〜20回のゆっくりしたレップを2〜4セット目安に行いましょう。ゆっくり滑らかに動かせなくなったらそのセットは終了してください。

### 首や僧帽筋にしか感じられないのはなぜですか?

肩甲骨が耳の方へすくめ上がり、僧帽筋上部が主導してしまっている可能性が高いです。毎レップの前に意識的に肩甲骨を下へ押さえ込み、三角筋後部が仕事を引き継ぐまで可動域を短めにして行いましょう。

### 自重リアデルトレイズは毎日やっても大丈夫ですか?

負荷が最小限なので、ほとんどの人にとって活性化ドリルとして毎日軽く行うのは問題ありません。ただし、筋力向上が目的なら週2〜4回のトレーニング種目として扱いましょう。疲労ではなく肩に刺激的な違和感を覚えるときはペースを落としてください。

### 三角筋後部を感じられない場合、代わりに何を使えばいいですか?

前屈みでのダンベルレイズ、ケーブルのリアデルトロウ、バンドプルアパートなら、同じ部位に外部負荷を加えて刺激できます。まずこの自重版で練習してからの方が筋肉を感じやすくなったという人も多いです。

### この種目中に肩関節に違和感を感じるべきですか?

感じるべきは肩の後ろの筋肉の張りであって、関節の内側での引っかかりや鋭い痛みではありません。違和感が出た場合は可動域を狭め、肘を軽く曲げたままにして、無理に腕を高く上げないようにしましょう。
